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◇[北冬舎]の「ホームページ」では、[北冬舎]の、待ちに待たせ、ときどき出る本の「新刊情報」を載せています。また、「零細出版社の編集者」が送っている「本造りの日々」の「喜怒哀楽そのもの」を記して、「宣伝/広報」をしています。
☆
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好評既刊本(2011年以前の本)一覧は以下のページにあります。
以下、《最新刊案内》です。「ニュース☆」のページなどにもあります。
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2013年11月*最新刊*釜田初音第三歌集『航跡』
一包のくすりのために上向きて電灯(あかり)の紐のあたりを視野に
あかりより紐垂れておれど使わねば無用の長細きものとしてある
ほこり付きし紐よ昭和の長き代をのぼりくだりに明暗ありき
(「くすりとほこり」より)
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☆内容紹介・感想などは「ニュースⅠ☆2013」「プロフィール」ほか。
2013年11月16日(土)
本年度の【寺山修司賞】にもノミネートされた小社刊『まくらことばうた』の好評が持続し、ますますの活躍が目立つ江田浩司さんと、同書の「しおり」に「現代芸術の最前衛に位置する意欲作」と絶賛された島内景二氏の「公開対談」(11月2日)の動画がアップされましたので、さっそくご紹介いたします。
「ご意見掲示板☆2013」のページへ、どうぞ!
2013年10月*最新刊 菊野恒明歌集『北の医局』第二版
「初版」の発行は「2001年9月20日」だから「12年」を経ての「再版」発行というわけだ。一つだけあった「誤植」と一字だけ初出に戻した「一首」など、ほかに3箇所の細かい訂正をしただけだが、「発売所」の変更、「書籍コード」の更新などを行なったので、「第二版」とした。
刊行当時、秋田県の病院に勤務する精神科医の日常のありさまが、ただごとのように短歌にされて、かなり衝撃的で、多くの人の間で話題になった。
その後、「2009年」に、菊野さんは、第二歌集『医局の庭』を刊行して、これも好評をもって迎えられた。
2年前、郷里の富山県の病院の病院長・理事長として栄転されて、「第一歌集の世界」を知らない方々も多いので、その方々のためにも、ぜひ、「増刷したい」という、たってのご希望だった。
「増刷」は、当社では、当社の判断かつ印税支払いかつ費用当社負担をフェアに原則にしているので、よほどの売れ行きが見込めないかぎり決断できないのだが、また「初版」で足りなくならない程度には部数を作ってあるのだが、『北の医局』は、「保存・編集用」に各一冊しか残っておらず、また菊野恒明さんの手元にも数冊しかないということでもあり、かつ新しい知己に贈呈される分を、たくさん買い上げて下さるということなので、実現できた。
菊野恒明さんとは、同年の友人のような感情があり、持続的な交流で、共に「むずかしい毎日」にあって、励まし合う仲なので、「増刷」ができて、とても嬉しい。
そして、来年2月には、「郷里への帰還」をテーマにした、「『北の医局』三部作」の三冊目の歌集(素敵な歌集名も決定しているが、また変な目に会わないともかぎらないので、公表は控えさせていただくが)を出版する。すでに、編集も終え、「入稿作業中」である。
これは、切ない「故郷へ思い馳せ」る北の医局の日々から、故里に帰還を果たす精神科医の新しい日々を誌した、充実の歌集となる予定である。乞う、ご期待!
町田康さんが『中村教授のむずかしい毎日』を相手に、随筆には、途轍もない力が必要という、深みも、切れもある「随筆文学論」を「SANKEI EXPRESS」9月29日付の「連載」で展開された。
「読者の世界」に「作者の世界」を、どう繰り込ませるか。それは、「文章を梃子」にして、「世界」から「世界」へ「やっ、と投げ飛ば」すほかなくて、それには「途轍もない力」が必要なのだ。
この際、大事なのは、作者は、「作者がいる世界」と「読者のいる世界」の「ちょうど境目あたりに立っていなければならない」ということなのだ。
それができると、「現実の国」と「不思議の国」とのあいだで「一種の逆転現象」が起き、さらにそれは、「すべての領域に及び、前向きな姿勢と後ろ向きな姿勢、曲がったひねくれ者と真っ直ぐで健全な者、生きる楽しみと生きる苦しみ、がみんなみんな逆転して見えてくるのでござす。」
とまで、当代超一流の作家が、超一流の「考察」をして下さったのは、「上村隆一の『中村教授のむずかしい毎日』を読んだ」からであり、「これがおもしろい」のは以上のような「理由」によると、作者・上村さんがどこまで意図していたか、それ以上の「読み解き」を示して、その考察は、ほんとうに凄い!
「専門批評家」の「批評評言」とは違う「批評文学」を達成しているのである。
(町田康さんの、この「随筆文学論」は、あまりにも、鋭く、深いので、このボンクラ頭の【要約】が間違っていないことを祈るばかりだ。)
最後にひと言、氏が撮影した写真が添えられているが、この写真もまた、じつに「おもしろ」く、凄いのだ! 『中村教授のむずかしい毎日』の「世界」を映し出していて、余りあるのである。著作権に抵触するといけないので、掲載しないが、たってのご希望者には、個人的にお見せしたいが。
「日刊ゲンダイ」9月14日(土)掲載
【土曜新刊あらかると】より
『中村教授のむずかしい毎日』上村隆一著
「某有名私立大学教授による人気ブログの書籍化。
680円の野菜炒め定食に「塩を少なめの薄味に」とか「味の素は入れないで」などと細かく注文する隣のテーブルの会社員を、「あらゆる面でこだわりを減らしたほうが楽に生きられるぞ」という自分に対する神仏からのメッセージと受け取ったかと思えば、スーツの袖に飾りボタンがつけられている理由などのウンチクを開陳。」
………………
「日常の点景を素材に皮肉のスパイスを利かせながら、軽妙につづる。」
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2013年8月*最新刊*中村幸一著『佐藤信弘秀歌評唱』
2013年8月*最新刊*沖ななも著『明日へつなぐ言葉』
2013年8月*最新刊*上村隆一著『中村教授のむずかしい毎日』